未送信メール

「久しぶり。友達の顔ぐらい覚えとけよ」

「誰も忘れたとは言ってないだろ?」

「似たようなもんだろ」


いくら帽子と伊達眼鏡で顔を隠してるとはいえ分かれよ


「はいはい。ごめんごめん。それより仕事大変そうだな」

「まぁな。正直休みは少ないけどやれる限りはやるつもりだ」


大変でも途中で逃げ出すつもりはない


途中で投げ出すのは性に合わないからな


「それでこそ漣!みんな応援してるからな」

「ああ」


この仕事をやるかどうか迷ってた時に背中を押してくれたのは高橋だった