未送信メール

悪いけど俺は待てないんだ


俺の願いが叶うんだから


一秒も待てない


ずっとこうしたいと思ってた


普通の恋人みたいに昼間に隠すことなく手を繋いで堂々とデートしたいって…そう願ってた


「俺の我が儘に付き合ってくれよ」


そう言ったら渋々だけど承諾してくれた


俺達は何も気にすることなくデートを楽しんだ


最初は渋々だった晴香も次第に楽しんでくれるようになり付き合ってた頃を思い出させるようなデートになった


ただ一緒にいられるだけで楽しかったんだ


日が暮れはじめた頃俺達は公園に来た


「懐かしいね…」