急に零さんの目が開いた。

思わず、悲鳴を上げてしまい赤面した。

「まるで猿みたいな悲鳴だな」
「いきなりびっくりするじゃないですかっ!
…もしかして、私のこと…」

「あぁ、心愛が俺を見てたのは薄目で見てたけど?」

…さ、最悪だ…!!
あの間抜け顔を見られてたなんて…!!

「おやすみなさいっ!!」

私はそう言って、寝返りを打った。

あんな至近距離で目があったら私…茹で蛸になっちゃうよ…。