「心愛の婿を後継ぎにしたらいいさ」 「あなただって知ってるでしょう?私が…ガンだって!!」 お母さんは、子宮ガンだ。 もう子供を産めない。 それに、気付いた時には手遅れだった。 「婿じゃ、間に合わない…」 お母さんはもう長くない。 だから、あと少しの人生を、 私を傷付けてもいいから幸せに生きて欲しかった。