「なんか…お前を見てると、俺可笑しくなるよ」 と言って、零さんが私の頭に手をポンと置いた。 「可笑しくなる…って?」 私を見下げる整った顔。 思わず、ドキドキする。 「…俺もわかんねぇ」 それだけ言った。 気が付けば、結構田舎の道路にポツンと2人で立っていた。