零さんが永遠の愛を誓うのを見て、私は恥ずかしくて俯いた。
ウエディングドレスから伸びた腕には、所々薄く傷がある。
ブラッドさんに浅く切られた傷は、今ではお父さんの事件と共にトラウマになった。
…だけど、零さんのおかげで今は過去を振り返るができる。
私が成長したのも、私が壊れないようにしてくれたのも零さんだから…。
「新婦心愛…誓いますか…?」
「…はい、誓います」
神父さんの言葉に、今は胸を張っていえる。
昨日より零さんを想える自信が私にはあるから…。
「それでは、誓いの…」
神父さんが全部言い切る前に、零さんは私を抱きしめていた。
