「…結婚式を、ですか」 神父さんは、私と零さんを怪訝な目で見てから、微笑んだ。 「では、始めましょうか? 結婚式を…」 私と零さんが本気だと悟ったからか、神父さんは私達の前に静かに立った。 「名前は?」 「俺は零…で、花嫁は心愛だ」 花嫁と言いながら、零さんは私に微笑んだ。 私も、くすぐったいような花嫁という言葉に笑った。