黙る私を心配してか、零さんがしょんぼりしながらしゃべっているけど、私は無意識のうちにもう一度零さんを抱きしめていた。 「…心愛…?」 「嬉し涙だよ……私、零さんと結婚できるなんて…嬉しい…」 零さんがどんな表情をしたか知らないけれど、零さんが私を抱きしめる力を強めた。 「じゃあ…大学なんてやめて、早速結婚しよう」 そういって零さんは、私をお姫様だっこするといきなり走って行った。