「なんで心愛は…こんな男を選んじゃったの!?」 わーん、と、幼稚園児のように泣き出した理沙を見て、岬が大きな溜め息をはいた。 「そんなこと知らんわ。 早く手錠外せ…」 「ふん…やだもん。 あなた達は心愛を、お父さんと会わせたら壊れると知っていて会わせたじゃない」 「早く鍵をよこせ」 「いや。私が心愛を守るの」 泣きながらだが、理沙は力強くそう言った。 そして、続けて理沙が話した。 「あなた達…ブラッドって人を知らない?」