女子高生の睨んだ目がこっちを見ている気がしたけど、電車は進み出し、今はもう居ない。 暗い、駅。 駅員は駅員室かどこかだろう。 …零さんと、2人きり。 「…綺麗な空ですね」 「………あぁ」 他愛ない会話。 この人とは今日会ったばかり なのに、もう心を許した自分。 いつ殺されるかなんて、 考えないようにした。