俺の前にきた心愛は、俺に抱きついた。 ……!? 「心愛…一体何してる?」 下を見ると、心愛が俺の胸に密着していた。 これは…一体どう対応していいのだ? 今まで女と極力接触していなかった俺が分かるはずもないのだが。 「零さん…私、柩さんに操られてたの…。 ごめんなさい…私、零さんに酷いことしたよね…」 心愛が嗚咽まじりに言った。 柩が…? それが本当なら…柩を許さないだろうな。