私と殺し屋の3ヶ月



「さぁ、乗って下さい。
あ、来るんですか?」

岬の部下が車のドアをあけて俺に言ったが、ブラッドを見てから怪訝な表情をする。


「今更もどれっていうの!?」

ブラッドがわざとらしく傷付いたような口調で言うが、口が笑っている。

来る気満々だな…。


「では…」


車が、走り出す…。

夜の闇に吸い込まれるように、猛スピードで木々を避けていった。


その意味が、分かった。


後ろでもの凄い爆発音がしたからだ。