「おい、早く警備にまわれ」 車の向こうに居る2人は幸運にも気付かれていないらしく、俺1人がバレたようだ。 「あぁ…分かった」 警官が俺を見て、ついてこいと言った。 …面倒なことになりそうだ。 そう思った時、警官が倒れた。ドサッと、鈍い音がした。 「アンタ、本当に殺し屋?」 ブラッドがニヤリと笑って俺に言った。 …警官を蹴り飛ばしたらしい。このままここに居たら危険だと思うのだが…。 その時、車のエンジン音が聞こえた。 どうやら準備ができたらしい。