広がっていく煙。 このままでは、火が来るのも時間の問題である。 しかし、他の受刑者に比べて、ブラッドは異常に冷静だった。 「お前は慌てないのか?」 「えー?だって慌てても意味ないでしょ。 どうせ結果は生きるか死ぬかのどっちかなんだし…ねぇ?」 …とても歳に合っていない意見だな。 まぁ俺も仕事上、死ぬ覚悟はできているが。 その時、1人の警官が俺の檻の鍵を開けた。