プツリと電話を切って、ブラッドに投げる。
ブラッドはそれを簡易ベッドの細い隙間に突っ込んで、檻の入り口に向かった。
点呼らしい。
俺もゆっくりと、ブラッドに習って並んだ。
……
……………
長い長い1日。
だが、心愛と話したことを思い出すだけで、顔が綻んだ。
「誰と話したの?」
「岬と、俺の弟子の心愛だ」
ブラッドが目を細める。
まるで、面白い事でも聞いたかのように。
「女の子?」
「あぁ…そうだが?」
別に、と言ったブラッドの顔の笑顔は…何かひっかかるものがあった。
なんだ?
…まぁ、いいか。
