「じゃあ…質問に答えてくれたらいいよ」
アンタがツヨシに勝ったから手に入れたんだし、とブラッドが言った。
「…あぁ、良いぞ?」
「じゃあ質問だよ。
このケータイは誰にかける?」
…誰に?
心愛はケータイを持っていないからかけれない。
柩は…駄目だ。
砂羅も駄目だ。
アミに電話しても意味はない。
ここはやっぱり、昔からの友人であるアイツだ。
「旧友の岬にかける。
男で、裏で銃を扱う店のオーナーをしている奴だ。
…これでいいか?」
それを聞くと、ブラッドはつまんないという顔をした。
俺が男にかけると知って、期待はずれだったのかもしれない。
「つまんないなぁ…じゃあ部屋で渡すよ」
ブラッドが再び不気味になり、それとほぼ同時に運動時間が終わった。
