私と殺し屋の3ヶ月


…多分、彼女か奥さんという所だろう。
面会に行くとき、刑務所に居るのを忘れているような幸せそうな顔をしている。

…他の受刑者達は、面会に誰も来ない。
家族に見捨てられたのか?


…俺も似たようなもんだが。



「ねぇ零~」

「若いんだから運動してこい」

やだ、とブラッドがけだるそうに言った。
俺の隣に腰を下ろして、ベラベラと俺を質問攻めにする。



「零の名字ってなんなの?」

「さぁな…」

「忘れたの?自分の名字なのになんで?」


「…親の名字を継ぎたくない。よってもう名字なんてない」

鬱陶しいぐらいのブラッドに答えると、すぐ次の質問に移る。