「はいはーい! じゃあ僕、零に賭けま~す」 気の抜けたような、ガキのような声が後ろからした。 …振り向くとやはり、ブラッドだ。 観衆がブラッドの登場にざわめくが、ツヨシがそれを制した。 「面白いなブラッド。 確かお前、新入りと同じ檻だったよな?」 「まぁね。そいつ、なんか面白かったからさ」 ニヤリとブラッドが二階の手すりに座って、俺を見た。 ツヨシさんやっちまえー! と、やじがうるさくなる。 この悪趣味な歓迎会は、どうやらスタートしたらしい…。