下のフロアに着き、大男の前に立った。 大男が「フン」と鼻で笑う。 周りには俺と大男を囲むように遠巻きに円を作っており、二階の手すりは人で埋まっている。 どうやら有刺鉄線で囲まれた運動場で運動していた受刑者も、この騒ぎを見にきたらしい。 外に出なければ良かったな…。 「…俺が勝つと思う奴?」 酷く豚に似た大男が、大観衆に問いかけた。 その刹那。