…何故、カビ臭い? そして、何故重い? しょぼしょぼと目を開けると、ブラッドが俺の顔を上からのぞき込んでいた。 「何をしている…?邪魔だ」 「おぅおぅ、俺様野郎さん。 これでいいかよ?」 ブラッドが俺からどく。 …まさか、何かしたのか? ブラッドのボロボロな囚人服からカビ臭い匂いがした。 こいつ、性格といい見た目といい…胡散臭いな。 ブラッドという名前のわりに、どう見ても日本人なのもだ。 ………。