「それでは…あなたが零を警察に?」 私の話を聞き終えた岬さんが、私の目を見て聞いた。 「でも、私…操られてて…!」 「分かってますよ、もちろん。では、テレビを見ましたか?」 見てないと答えた私は、岬さんの車に小型テレビがあるのに目がいって、手を伸ばした。 「私がやりますよ、心愛さん」 岬さんがそう言って、テレビをつけた。 …なんか、紳士な人だなぁ。 零さんでもきっとこうするんだろうなぁ…と、考えて悲しくなった。 テレビが映る。