雨の日だった。

「あんたのせいよ!!あんたが私の人生を狂わせたんだ!!」

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」

お母さんが私の髪を引っ張る。
いつもよりヒステリックになったお母さんに、私は謝る事しかできない。

「実。…やめないか?」

実は、お母さんの名前。
お父さんが、私をかばう。

でも、お父さんだって本当はこの毎日にウンザリしてる。