「お客様、大変です!」 ギィッと扉が開いて、ホテルマンらしき人物が部屋に入ってきた。 …………沈黙。 「……はぁ。」 零さんが溜め息をして、銃口を下げた。 「…し、失礼しましたぁっ!!」 殺される!と悟ったホテルマンが、尻餅をついてドアに向かった。 「……まて」 零さんがガクガクしているホテルマンを通り越し、ドアをふさいだ。 「ひぃぃっ!!…ひ、人殺しっ!だ、誰かぁっ!!」 絶望の縁に立たされたホテルマンは、零さんによって黙らされた。