「お前が守る…?くだらねぇ。お前が行ったところで、奴らの金が五千万増えるだけだ」 「…それでもいいもん」 「おいっ…クソ、暴れるな!」 柩さんの背中を殴って、足をジタバタさせるが、柩さんは一向に下ろしてくれない。 …こんなことしてる間にも、零さんは…!! 不甲斐ない自分に苛立ちが募っていく。 零さんを早く助けなきゃ駄目なのに…!!