不安だ。物凄く不安なのだが。
いや、柩が一緒なら大丈夫だろう。
…しかし、柩が一緒だから心配でもあるぞ。


柩の声に心愛が翻弄されていないとは限らない。
ま、柩に限ってそんな事、するわけがない…はずだ。


変に心配になってきて、柩に電話した。
一体どこに隠れているんだろうか。

プルルルル…プルルルル…


早く出ろ…。
これ以上俺に心配させるな…。


だが…柩は電話に出なかった。