「あんたが零だね?」 「あぁ…そうだ」 闇医者は目を細めてから、何かを手に取って俺に見せた。 「幸い足の方はかすれて肉がえぐれたぐらいで、筋肉に損失も無かったから、歩くぐらいならできるね。 肩は包帯巻いておく事だね…。あんまりむちゃして傷口開いたりしたら大変だから」 「…そうか。それはどうも」 とりあえず、あんまり酷くはないようだ。 それより、さっきから後頭部がズキズキと痛い。 手榴弾の衝撃で、石にでも頭をぶつけたのだろうか…。