零さんは華奢な体だけど、筋肉もちゃんとついている体だ。 力も強そうだし、今更無理だ。 …所々、痛々しい傷跡がある。 「零さんは何歳なんですか?」 「………さぁな」 「…さぁな、って……」 溜め息をついた零さんが、 私を見据えて言った。 「あんまり、殺す相手と仲良くなりたくないんだよ」 「……」 私は、殺す相手。 零さんは、殺す人間。 私には、立ち入れない壁があるんだ。