夕立プリンスホテル内は、落ち着いた色合いで統一されていて、気品があった。 私たちの部屋、503号室に着いた。 中に入ると、白で統一されていた。 「お前、初めてホテル来た?」 私の珍しそうにしていた顔で、バレてしまった。 「…まぁ、そうですけど」 泊まる事自体初めて、とは 馬鹿にされそうなので言わなかった。 「そうか…」 零さんが荷物を下ろして、 ベッドに腰掛けた。 気まずい中、私は置く荷物も 無いのでソファベットに腰掛けた。