…もしかして…。 外に出た心愛を、他のアパートの住人が連れ去ったとかじゃない事を祈る。 このアパートの住人は、俺や柩を始めて、裏社会を生きる輩の場所でもある。 そんな心配をした時だった。 「あ、零さん!おはようございます♪」 …居たか。 思わず、ホッとした。 昨日殺そうとしたのが嘘みたいに、俺はコイツに愛着が着いてしまったようだ。 …この感情が愛着なのかは、 知らないが。