「まぁ、まぁねぇ。
 左目のしたにある泣き黒子も
 まったくそのまんま。
 髪の長さも全部一緒ねぇ」




「でしょー?
 ・・・てゆーか泣き黒子まで
 チェックしてる千春も
 どーなんだろ、うん」




「何か言った?」




「ぇっ!
 いぃーや?
 やっぱりカッコイイから
 他のオンナのコ達の
 視線横取りって感じだよねぇー
 って呟いただけ!
 それだけだからぁ~・・・」



「ふぅーん・・・まぁいぃか」




コーラのカップに残っている氷を
カラカラ、、と揺らしながら
それを見つめ。
千春は呟いた。



「あそこまで似てると怖いよねぇ
 もしかして人間じゃなくて。。。」



「もう!千春!
 あたしオカルト好きだけど
 ホラー無理!
 虫も無理!
 no!stop!ホラーなの!」