私はペコッと頭を下げると、真美を引っ張ってトイレに駆け込む。 「え、ちょ、なに!?」 真美はわけが分からないみたい。 「田山さん…私たちの名前知っててくれた…」 真美はえ?って顔をしてる。 「ちゃんと手紙…渡せ…たッ」 私は、喋ってる途中泣き出してしまった。 真美は、うんうん、と頷きながら言葉を発する。 「ちゃんと手紙、受け取ってもらえた…」 今度は、真美も泣き出してしまう。