そして、さらに月日は経ち、大会の日が近づいてくる。


大会の日が近づいてくるたびに、どうしようもナイ不安のダメージを私は受ける。


だって、本当に悲しいから……。


ねぇ田山さん。


最後なんだよ。


これで、会えなくなっちゃうんだよ。


そう言っても、きっと田山さんは私たちのことを知らない。


田山さん……。


お願い、引退しないで。