カポ、カポ、カポ―。 昨日の昼過ぎに出発し、夜は野宿、そしてまた今朝からこうやって伊勢へ向かっている。 「平作、疲れてはおらぬか?」 俺の乗っている馬をひく平作に聞いた。 平作は、ずっと、俺の手伝いをしてくれている。とても、気のきくやつで、心強い。 「へい!大丈夫っす!こんなの、へのかっぱっす!!!」 平作はニカッと笑ってみせた。 「うむ、そうか。もうすぐで着くはずだが、きつくなったらちゃんと言うんだぞ?」 ―あと、もうすぐだ。伊勢神宮。