ゴーストシステム

「今私の隣には秀人がいるの。」

「・・・えっ?」

凛は耳を疑った。

「横って・・・どっち?」

「こっちだよ」

左手で秀人のことを指す。
凛はじっとそこに目を向けてみたが何も見えない。

「じょ・・・冗談でしょう?セナ、どうしちゃったの?」

「やっぱり私以外には見えないんだね・・・。でも本当なの!ここに秀人がいるの!凛なら信じてくれるよね?・・・ねっ?」