ゴーストシステム

数日後、セナが目を覚ますと隣には秀人。
セナは秀人に抱き寄せられ、大きな腕の中で眠っていた。

秀人・・・寝顔もあの時のまま・・・。

優しく手の甲で顔を撫でる。
またセナは秀人の異変に気づいた。

そう、あの秀人に成長していたのだ。

みるみるうちに涙があふれた。
目に留まることができなくなった涙はセナの顔をスーっと伝っていく。