ゴーストシステム

朝が来るとまた手首に激痛が走った。
見てみると、魔方陣が完全に消えていた。

「なぁセナ、俺と一緒に来てくれないか?」

「一緒にって・・・?」

急に秀人が無表情になる。
じっとセナの目を見つめ離さない。

「俺とずっと一緒にいたいんだろ?」

セナはその目をそらすことができない。
よく見るとあの魔方陣が秀人の目に浮かび上がっていた。

「うん・・・」

「じゃぁ・・・