ゴーストシステム

セナはまた学校へ行かなくなっていた。
母はセナを心配していたが、大丈夫だからとそれっきり口をきかなかった。

毎日毎日、その行為は続けられていた。

セナの口から熱い息が漏れる。
床には脱ぎ捨てられた服。
ベットがギシギシと音を立てる。

「秀人・・・ひで・・と・・・っ・・秀人っ・・・」

セナは何回も何回も秀人の名前を呼び続ける。
秀人もセナの名前を呼び続けた。