ゴーストシステム

「セナ、ありがとう。でも俺はセナにだけ見えていればそれでいいよ。俺はセナに会いに来たんだから」

「秀人・・・」

「俺はセナだけのもの。セナは俺だけのもの。そうだろ?」

セナは秀人の腕の中でコクリと頷いた。

秀人は私だけのもの・・・私は秀人だけのもの・・・
それだけでいい。
秀人がいてくれるだけで。
他には何もいらない。

魔方陣はさらに薄くなった。