チビ×ヤンキー=?? -学校編--

「―――・・・・これで開会式を終わります」




教頭の言葉を皮切りに皆の体育祭への炎が燃え始めた。


・・・・うちのクラスの熱血教師は大きな声でこんなことを言いました。



「おっし!!優勝は我がクラスのもんだ!!皆気合入れろよ!!!」


そして皆は後に続いて、「おうっ!!!」と気合が入っています。



いやぁ、凄いね。


もうビバ・青春って感じ?



「柚姫、今一瞬おばあちゃんに見えた・・・・。その遠い目やめなさい?」


桜は苦笑いであたしの肩をポンポンと叩いた。



「うん、なんか青春っていいね」



「・・・そうね、だからいつまでもぼぉっとしてんのやめなさい?」



「青春ってなんてすばらしいんだろうね」



「・・・・・・・(怒」



「あ、待って。ごめん。そんなさっさと行かないで。うん、もう充分反省しました。はい、ごめんなさい」




こんなことをしてる間にも体育祭はどんどん燃え上がる一方。




『さぁ、始まりました体育祭!司会進行は放送委員長の春日井―カスガイ―がやらせていただきますっ』




と春日井先輩がガンガン進めていっている。



『えぇ、まず第一種目はムカデ競争です!ムカデ競争に出場する選手は――・・・・・』





最初はムカデかぁ・・・・。