-柚姫side-
つぅ、どうしたんだろ?
なんか顔赤くして先帰っちゃったけど。
しかもさっきの、最初の「柚姫なんて」は聞こえたけど、後は早口で何言ってるかさっぱり聞こえなかった。
なんか悪口言われたのかなあ?
「教室に帰ってつぅにもう一回言ってもらおう」
あたしは特に急ぐわけでもなく、のんびり教室へ帰った。
ガラッ。
あ、つぅ発見。
「つぅっ」
つぅは自席にいて、さりげなくあたしから目を反らした。
何なのさ、もう!!
「つぅ、ごめん。さっき早口で何言ってるかさっぱり聞こえなかったんだけど。あたしなんて、何?」
この言葉のどこにショックを受ける要素があったのか。
つぅは顔を青ざめて俯いた。
この人、本当に総長!?
「いや、なんでもない。少し大声で軽く叫びたかっただけだから」
……にしては、かなり落ち込んでるように見えるんですけど。
まあ、結構こういうのは日常茶飯事だったし気にしなくていいか。
そう思って、次の授業の準備を初めた。
つぅ、どうしたんだろ?
なんか顔赤くして先帰っちゃったけど。
しかもさっきの、最初の「柚姫なんて」は聞こえたけど、後は早口で何言ってるかさっぱり聞こえなかった。
なんか悪口言われたのかなあ?
「教室に帰ってつぅにもう一回言ってもらおう」
あたしは特に急ぐわけでもなく、のんびり教室へ帰った。
ガラッ。
あ、つぅ発見。
「つぅっ」
つぅは自席にいて、さりげなくあたしから目を反らした。
何なのさ、もう!!
「つぅ、ごめん。さっき早口で何言ってるかさっぱり聞こえなかったんだけど。あたしなんて、何?」
この言葉のどこにショックを受ける要素があったのか。
つぅは顔を青ざめて俯いた。
この人、本当に総長!?
「いや、なんでもない。少し大声で軽く叫びたかっただけだから」
……にしては、かなり落ち込んでるように見えるんですけど。
まあ、結構こういうのは日常茶飯事だったし気にしなくていいか。
そう思って、次の授業の準備を初めた。
