「ばっ…。んな訳ねぇだろ!?」


冬次は軽く笑いながら、ため息をついた。



「誰がみてもバレバレなんだけど?」



反応が女子並みに可愛いな、と今度はゲラゲラと笑いだすこいつ。



まじムカつく…。


馬鹿にしてんのか!?



とかなんとか冬次と話してたら、目的地に着いた。



ただのおんぼろビル。

気味悪がって、入るやつは誰一人いない。


入るのは限られたやつだけ。



ぎいっ。



古びたドアを開けると、外装からは想像がつかないくらい綺麗な内装。




毎度このギャップには少し驚くんだよなぁ。




ここは------。





















さっきの女子たちが話していた蒼昊の本拠地。