バンっっ!!

「……」
「……」
「……」



え?

今の何?

ああ、智の投げたボールが尚人のグローブに入った音かぁ。











って、
「ぇぇぇえええええ!!??」


今の音は尋常じゃなかったよ!?

ボールを取った尚人も、

「いってぇ!!
何今の?!

まだ手が痺れてるんだけど!?

てか、今ボールが勝手にグローブに入ってきたんだけど?!」

かなり興奮気味に智に駆け寄る。

俊はびっくりしすぎて声も出ないって顔で智の後ろに立ってる。

わたしも急いで三人のところに行く。

「え?
何、みんな?

もしかして俺、ヘマやった?」

豪速急を投げた張本人はかなり焦ってる。



「休憩終わった~。
合流していい?


って、みんなどうした?
とくに智、お前顔ヤバいぞ?」