青春ラバー

「夏來と栞ちゃんは知ってたけど…。

まさかあの俊に彼女がいたとは。」

彼女も物好きだね

って言いながらペースを上げるセンパイ達。

今まで雑用ばっかだったわたしにはついていけないペース。

多分今まではもっと早いペースだったと思う。
でもわたしがいるから無意識にペースが落ちてる。

「センパイ達先行ってください。

わたし、もうそろそろノックの準備行かなきゃ何で。」

センパイ達はリョーカイと片手を上げてどんどんスピードを上げていった。


















くやしい…

わたしは今まで運動とかしてなかったから、差があるのは分かってる。
みんなが男で、女のわたしとは体力とかが違うのも分かってる。

でも、くやしい。