「こっち見て話せよ・・・」 「え?」 「こっち見ろよ!!!!」 「!!!!」 俺が近づいたらあっちは離れていく。 あたりまえか。 でも、ベンチはそう長くなくて鈴宮の逃げ場所はすぐになくなった。 「鈴宮・・・」 「ごめんなさい!!!」 鈴宮は立って逃げてしまった。 なんだよ。鬼ごっこか? 逃げてみろよ。 捕まえてやるんだからな。