僕らの居場所

「石田が見てた。
つか、離れろ」

「退きません」

無理矢理、顔を正面に向けられ先生の唇が近づいてくる。
ダメだと頭では警報が鳴っているのに体が言うことを聞かない。

「…ん…んぁ…はぁ…」

クチュクチュと貪る音が病室内に響いて顔が熱くなる。

「やぁ…も…ぅ…」

苦しくて息継ぎをしたいのに先生は解っていて息継ぎをさせてくれない。

耐えきれなくなり手で払い除けようとするが、すぐに先生の手で抑えられる。