「吉村が、凄く人を見てるのが私的にツボなんだ」

「ずっと白井笑ってくんの」

ケタケタと笑う二人に石田は溜め息を溢して口を開く。

「今回でさぁ、良い男見つけたら?いい加減、男を作れ」

「「………………」」

周りの笑い声や叫び声だけが個室に響かせた。

「え?何々?その余裕な言葉!彼氏を作れとか言われた」

吉村は、ワザとらしく泣き崩れる。