僕らの居場所

しかし女は恐い生き物だ。
昨日まであんなに好きだった男をポイッと捨てれるんだから。

「元カレ刺してきたりしない?」

冗談っぽく石田と井上にちゃっかしてみた。

「大丈夫、そんな度胸ないから」

「えー!『井上は俺の物だー!!』グサー!!的な?」

「ありえない、ありえない。
そん時は石田守ってね」

「私かよ!そこは畑中君だろ」

ケラケラと焼き鳥を摘まみながら話は続いた。