僕らの居場所

「つくね来たから食べる?」

串に刺さったつくねを手に取り口に運んだ。

愛ちゃんも食べたいと手を挙げ手に取ろうとしたとき、矢城が食べさしたのだ。

石田の前で―――――。

「こんの大バカ野郎!!」

「え?何々?吉村さん」

急な怒鳴りにテンパる矢城が腹が立つ。
全くわからないのか、このクソガキは―。

「吉村ったら呑みすぎ!
この子も酒が弱くて」

すかさず石田が割って入った。