舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

「さ、紅茶飲もう」



「あ、うん」



立ち上がって手を差し出し、微笑む怜音の手に右手を重ね私も立ち上がった。


部屋の真ん中にはソファーがあり、そこに座らされた私は、キッチンからマグカップを持ってくる怜音を目で追うことしかできずまるでお人形状態だった。



「そのドレス、よく似合ってる」



そういって怜音はソファーに腰を下ろし、私にマグカップを差し出した。