舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

「で?今日はどんないいことがあったって?」


「まだ、本決まりってわけじゃないんだけど…有名なダンサーの人が今度バレエカンパニーを作るから、入らないかって誘われた」


「へえ!すごいじゃん」


「うん。今度の公演次第でって言われたから、頑張る」


「そうか。よかったな。頑張れよ」


怜音は自分のことのように喜んでくれた。


そりゃそうだよね。


私みたいなバレリーナに、破格のバイトを紹介してくれて、こんなに投資してくれているのに、成長しなきゃ意味がない。


怜音の好意に甘えてばかりはいられないから、私は自分のできることをして、一人前のバレリーナにならなくちゃ…